FC2ブログ

高橋工房

高橋工房は安政年間創業の木版画摺師として、また現在六代目は版元としてその技術を継承しています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

国際木版画会議「木版ぞめき ―日本で何が起こったか―」 参加、出品いたしました。

zomeki.jpg


東京芸術大学で開催された第2回国際木版画会議に、高橋工房も参加しました。

多くの作家さん、木版関係者の方々が様々なテーマで参加されています。
高橋工房では、2014年の春ころから、東京芸術大学 斎藤芽生氏とのコラボレーションプロジェクトが始動しておりました。斎藤氏は今回の為に新たに作品をお描き下さいました。


今回のプロジェクトは、斎藤氏の絵画作品を、伝統手摺り江戸木版画の技術で木版画にするというものです。
斎藤氏の手から離れた作品は、彫師の手で版木となり、摺師の技で木版画となりました。
一つの作品がいくつかの段階を経て、別の、しかし同じ作品になっていくのは大変興味深いです。

【斎藤芽生 原画】

DSC00454_convert_20140919133757.jpg

【完成した木版画】斎藤氏の要望により下方をグラデーションにしました。

DSC00456_convert_20140919133821.jpg

9月12日に、芸大キャンパス内にて、高橋による講演と摺師による実演を行いました。
その様子をご報告します。

(※写真はクリックすると大きくなります。)

DSC00443.jpg
左が高橋、右が斎藤氏です。

来場者は9割が外国からいらした方々でした。
高橋による講演では、浮世絵の実物を観、時には指で触れながら、話が進みます。
指で触れるということに、おやと思われた方もいらっしゃいますか。
木版画はその凹凸、反射、裏面も、鑑賞し楽しむべきところです。

来場者の方々も、ひっくり返したり、なでたりしながら鑑賞しました。
DSC00408_convert_20140922144343.jpg

因みに、後ろの掛け軸左側は、岡倉天心筆の書の木版画です。


次に摺りの実演です。

DSC00416.jpg

墨を入れる前です。
DSC00424_convert_20140917154751.jpg

↓向かって左は薄墨、右はさらに墨を重ねています。

DSC00425_convert_20140917160809.jpg


今回は時間の制限もあり、主にぼかしの技術に焦点をあてました。
ぼかしは、水の量と刷毛・ブラシの扱いにより微妙なグラデーションを作っていく技術です。

↓の写真では、作品下方にぼかしがあるのがわかりますか?

DSC00407.jpg


完成した作品に、斎藤芽生氏による直筆のサインを書き入れていただきました。

DSC00442.jpg

最後に、希望される方のみ、摺りの体験をしていただきました。

DSC00445_convert_20140917161349.jpg

終了後も質問が絶えず、熱心に参考資料や作品を鑑賞していただきました。

DSC00451_convert_20140922144544_2014092214475600b.jpg



この度ご協力頂きました芸大版画研究室の皆さま、通訳さん、スタッフのの皆さまに心より感謝いたします。


HIDAKA
スポンサーサイト
  1. 2014/09/17(水) 16:22:53|
  2. 催 事
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

団扇の体験ワークショップ

9月に入りすっかり涼しくなりましたが、皆さまいかがおすごしでしょうか。
数日前までの日差しが嘘のようです。

高橋工房は、多くの方々に浮世絵に代表される江戸木版画に興味を持っていただけるよう講演やワークショップを行っています。
ワークショップでは、手順・行程の少ない、取り組みやすい「多色摺り」を体験していただけます。

7月から8月のワークショップの作品は、摺り上げた木版画で仕立てた団扇です。

DSC00357.jpg

いずれも手摺木版画の三色摺りです。

ねこ、金魚はいつも人気です。

毎回、版の絵や、団扇の裏側の図柄などを少しづつ変えています。
皆さまに楽しく、興味をもって作ってもらいたいと思っています。

経済産業省の子供デー、八芳園、東京都の深川中学校、茗台中学校へ行きました。



実際に摺り体験に入る前に、高橋による講演があります。

DSC00330.jpg

伝統的工芸品とは、江戸木版画とはどういうものなのでしょう。

DSC00365_convert_20140908111458.jpg

(↑写真はすべて、クリックして大きくなります。)
高橋が持っている浮世絵、見たことがありますか?
女性が口にくわえているのは何だかわかりますか?

実際にくわえてみます。。。

DSC00366_convert_20140908111620_201409081122180e6.jpg

摩訶不思議な音が!!!

見た目は美しいガラス細工です。
中学生、小学生の皆さまの中にも、ご存じの方がいますね。
ビードロ、又の名をポッピンです。長崎の工芸品です。


学校ではなかなか教えてもらえないことだらけです。


ワークショップにご参加くださった皆さま、どうも有難うございました。
団扇、ぜひ使ってくださいね!

今後は秋冬へ向けてワークショップの内容も変わります。

身の回りに伝統工芸品があるのはすてきですよね。

HIDAKA

  1. 2014/09/03(水) 16:04:44|
  2. 講演・ワークショップ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ブログを再開致します。

ブログを再開いたします

毎日ぐずついた天気が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。本日は昨日までの空が嘘のような太陽です。
高橋工房は元気に活動させていただいております。本日より定期的にブログを更新していきます。木版画に関すること、ワークショップ、商品について、工房内での発見、などなど書かせて頂きます。
宜しくお願いいたします!

さて、本日は、高橋工房の玄関を紹介致します。
路地を抜け、今の時期ですとドクダミの白い花が目印の工房の柵を一歩入りますと、かわいらしい植木鉢がお出迎え致します。
DSC00070_convert_20140613111249.jpg


誰が一番早く芽を出すか競争しているようですね。


植木鉢と反対側には水がったっぷりはいった甕が2つ…
覗いてみると、
DSC00080_convert_20140613112342.jpg

白メダカさんです。
それと、
DSC00078_convert_20140613111331.jpg

赤メダカさんです。

水の中から、外はどのように見えるのでしょうか。
雨粒に負けず元気に泳いでいます。


高橋工房にお越しの際には皆でお出迎え致します。

HIDAKA
  1. 2014/06/13(金) 11:30:49|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ラオスってどこ?

こんにちは。やっと梅雨らしい天気になりました。

2年前の国際交流基金主催日本文化浮世絵紹介事業に続き、6月4日から約1週間、東南アジアに位置するラオス(ラオス人民民主共和国)に行ってきました。国土は本州とほぼ同じ面積で、人口は千葉県と同じぐらいです。

今回はラオスの首都ビエンチャンで行われていた巡回展「写楽再見展」に合わせて、ラオス日本センター、ラオス国立芸術学校、そしてビエンチャンから車で3時間ほど行ったところにある村バンビエンの森林研修サービスセンターで講演・実演・ワークショップを行いました。

doc20130613153606_0011.jpg写楽再見展のポスター


P60515011.jpg実演の様子です。今回は写楽が描いた最も有名な「三世大谷鬼次の奴江戸兵衛」を摺師の平井さんが実演しました。(ラオス日本センターにて)


P60515111.jpgワークショップの様子です。日本らしい富士山と金魚の他に、今回のためにラオスの国花「プルメリア(チャンパー)」と有名な寺院「タート・ルアン寺院」の絵柄を作りました。(ラオス日本センターにて)

P60515261.jpg

P60615421.jpg美大生や先生方も熱心に講演を聴いていました。(ラオス国立芸術学校にて)


P60615511.jpg版木を持っていって展示しました。ルーペを覗いて、彫の細かさに驚いていました。


P60615701.jpg(ラオス国立芸術学校にて)


P60615921.jpgさすが美大生!手際がとてもよかったです。(ラオス国立芸術学校にて)


P60716061.jpgバンビエンに流れるナムソン川です。今は雨季なので川が濁っています。バンビエンは“ラオスの桂林”と言われ、朝夕には霧がわきまるで一幅の絵画のようです。私たちも4000キープを払い、この釣橋を渡り向こう岸の村を散策しました。

P60816351.jpgラオスでは綺麗な蝶々がたくさんいました。


P60816411.jpg楮の木です。木版画につかう和紙と同じ種類です。バックの紙は楮からつくられました。(バンビエン森林研修サービスセンターにて)

P60917181.jpg

P61317361.jpg森林センターでは女性たちが機織りをしていました。画面の織物は紙布で、この地方でしか作られていません。紙糸をつくる材料(楮)を採集し、染色、デザイン、機織りまで一連の作業を女性一人一人がしていました。
彼女たちは美しい民族衣装を身につけていました。


P60816461.jpgミャンマーと同様にラオスでも日本の中古車が企業名を付けたまま走っています。付けたままの方がかっこいいと言われています。(バンビエン森林研修サービスセンターにて)

P60816631.jpgバンビエン森林研修サービスセンターで働く女性や子どもたちも熱心に実演をみています。
ここは竹が豊富なのでJICAと香川県丸亀の団扇組合の協力で、団扇づくりを産業にと頑張っています。
今回はその団扇にどの様なデザインができるかという取り組みで呼ばれました。
プルメリアと寺院の版木(3色摺り)とバレン2面、ブラシ3個、とき棒10本をお役に立つようにと寄付させていただきました。

P60816741.jpgレクチャーをする高橋のふりをまねする酒気ぎみの村の世話役(実は日本にも来たことがあり、口癖は「いっき(呑み)」)


P60816931.jpg家族ぐるみで参加(バンビエン森林研修サービスセンターにて)

P60816991.jpg村長さん主催の夕食会に招待されました。おいしいスープには蟻が浮いていましたが、カルシュウム分と思って口にしました。(平井さん曰く)自家製のお米で作ったお酒は大変フルーティーで美味しかったです。

P60917111.jpg最終日、バンビエンからビエンチャンへの帰り道、道の駅?では川魚を販売するテントが並んでいました。そこの看板娘です。

P60917261.jpg風光明美なダムによる人造湖で、多くの方が観光に来ていました。ここでとったランチは雷魚の様な蒸し魚、焼き魚、すっぽんのスープなどでした。

P60917321.jpgこのダムは日本をはじめとする世界の国々の支援で作られました。


ローカルフードは大変に美味しく、私たちの胃袋を満たしてくれました。ラオスの風習に習い、私たちも手で料理を口に運びました。また、郊外では牛の横断が優先で車が時々ブレーキをかけました。

美しく豊かな自然と思いやり深い人々の心情を失うことなく、発展していってほしいと願います。

  1. 2013/06/13(木) 17:26:41|
  2. 講演・ワークショップ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

美の巨人&歌舞伎座!

ご無沙汰しております。久しぶりのブログ更新です。
最近は「高橋工房」と検索すると、一番上にお笑い芸人の高橋工房が出てくるので、
ブログの更新頑張ります。。。

さてさて季節はすっかり春になったと思いきや、冬の寒さに逆戻りです。
桜も4月を待たずに散りはじめています。

今春の一大ニュースといえば、歌舞伎座がリニューアルオープン!
今日(27日)銀座で御練りが行われるということですが、あいにくの空模様ですね。
そして4月2日はこけら落とし。その2日から1週間、高橋工房が地下2階の売店「かおみせ」にて
販売をします!地下鉄直結で観劇をされない方でも入れますので、ぜひお立ち寄りください。

http://www.kabuki-za.co.jp/


もう一つのお知らせは、今週の土曜日(30日)の夜10:00~10:30にテレビ東京で放映される
「美の巨人」で、歌川広重の名所江戸百景より「深川洲崎十万坪」が特集されます。
今月の14日に高橋工房で、摺師さんが実際にこの絵を摺る場面の撮影がありました。
また今までとは違った視点で取材されているようなので、私たちも放映が楽しみです。
ぜひ、ご覧ください!

http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/index.html

fukagawasuzakijumantubo
  1. 2013/03/27(水) 14:14:56|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。