高橋工房

高橋工房は安政年間創業の木版画摺師として、また現在六代目は版元としてその技術を継承しています。

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国際木版画会議「木版ぞめき ―日本で何が起こったか―」 参加、出品いたしました。

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東京芸術大学で開催された第2回国際木版画会議に、高橋工房も参加しました。

多くの作家さん、木版関係者の方々が様々なテーマで参加されています。
高橋工房では、2014年の春ころから、東京芸術大学 斎藤芽生氏とのコラボレーションプロジェクトが始動しておりました。斎藤氏は今回の為に新たに作品をお描き下さいました。


今回のプロジェクトは、斎藤氏の絵画作品を、伝統手摺り江戸木版画の技術で木版画にするというものです。
斎藤氏の手から離れた作品は、彫師の手で版木となり、摺師の技で木版画となりました。
一つの作品がいくつかの段階を経て、別の、しかし同じ作品になっていくのは大変興味深いです。

【斎藤芽生 原画】

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【完成した木版画】斎藤氏の要望により下方をグラデーションにしました。

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9月12日に、芸大キャンパス内にて、高橋による講演と摺師による実演を行いました。
その様子をご報告します。

(※写真はクリックすると大きくなります。)

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左が高橋、右が斎藤氏です。

来場者は9割が外国からいらした方々でした。
高橋による講演では、浮世絵の実物を観、時には指で触れながら、話が進みます。
指で触れるということに、おやと思われた方もいらっしゃいますか。
木版画はその凹凸、反射、裏面も、鑑賞し楽しむべきところです。

来場者の方々も、ひっくり返したり、なでたりしながら鑑賞しました。
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因みに、後ろの掛け軸左側は、岡倉天心筆の書の木版画です。


次に摺りの実演です。

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墨を入れる前です。
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↓向かって左は薄墨、右はさらに墨を重ねています。

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今回は時間の制限もあり、主にぼかしの技術に焦点をあてました。
ぼかしは、水の量と刷毛・ブラシの扱いにより微妙なグラデーションを作っていく技術です。

↓の写真では、作品下方にぼかしがあるのがわかりますか?

DSC00407.jpg


完成した作品に、斎藤芽生氏による直筆のサインを書き入れていただきました。

DSC00442.jpg

最後に、希望される方のみ、摺りの体験をしていただきました。

DSC00445_convert_20140917161349.jpg

終了後も質問が絶えず、熱心に参考資料や作品を鑑賞していただきました。

DSC00451_convert_20140922144544_2014092214475600b.jpg



この度ご協力頂きました芸大版画研究室の皆さま、通訳さん、スタッフのの皆さまに心より感謝いたします。


HIDAKA
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  1. 2014/09/17(水) 16:22:53|
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